「今夜はイグアナが降るでしょう」 米フロリダ州ならではの予報発令

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「フロリダのみ」の気象現象であるイグアナ落下の予報が出された/Bruce Bennett/Getty Images

「フロリダのみ」の気象現象であるイグアナ落下の予報が出された/Bruce Bennett/Getty Images

(CNN) 米北東部が暴風雪に見舞われ、普段は温暖な南部のフロリダ州も週末にかけて記録的な寒波に覆われた。

フロリダ州南部の29日の最高気温は米国立気象局(NWS)の予報で約15度。30日朝は同州南部ウェストパームビーチで約2.2度にまで下がり、体感温度は0度の予想だった。州南部のほかの地域でも厳しい寒さが見込まれることから、「フロリダのみ」の気象現象、すなわちイグアナ落下の予報が出された。

気象予報センターは「今夜は晴天が続くでしょう。所によっては氷点下の気温でイグアナが一時的に麻痺(まひ)して木から落ちてくるかもしれません」と予想した。

ここでは「一時的に」というのがポイントだ。爬虫(はちゅう)類のイグアナは、暖かさが戻ればほとんどが息を吹き返す。

30日は北極から寒気が流れ込み、同州マイアミで10年以上ぶりの寒さを観測する可能性がある。

フロリダ州では29日夜、ほぼ全土に低温注意報や警報が出された。ジャクソンビル、オーランド、タンパ、メルボルンなどの約1000万人が低温警報の対象となっている。

提携局のWPLGによると、ホームレス保護団体は、この週末に車の中や路上で寝るのは危険だと呼びかけている。

消防局は暖房器具の安全な使用を呼びかけ、調理器具で暖を取らないよう促した。

農家は低温による農作物の被害を心配していると提携局のWSVNは伝えている。

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