警官のテーザー銃使用で消毒液浴びた男性が炎上、死亡 当局が捜査 米

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警官のテーザー銃使用で消毒液浴びた男性が炎上、死亡 米

(CNN) 米ニューヨーク州で、手指消毒液を頭からかぶった男性に対して警官がテーザー銃を使用したところ、発火して炎上する事件があった。男性は負傷して病院に運ばれ、数週間後に死亡。この事件について捜査している司法当局は、当時の映像を公開した。

州司法当局が7日に公開した2本の動画のうち1本では、同州グリーン郡にあるキャッツキル警察署のロビーで、警官2人が1人の男性に対応していた。男性はジェイソン・ジョーンズさん(29)で、動画は2021年10月30日に撮影されたもの。

ジョーンズさんは興奮している様子で、ロビーを歩き回りながら着ていたセーターを脱ぎ、シャツを破り捨てて、ドアを開けようとした。間もなくもう1人の警官がロビーに現れ、警官3人とジョーンズさんが言葉を交わす姿が映っている。

2本目の動画では、ジョーンズさんがシャツを脱いだ姿のまま、手指消毒剤と思われる液体を自分の頭と身体に浴びせかけていた。警官の1人がテーザー銃を構えてジョーンズさんに近づき、発砲。ジョーンズさんは炎に包まれて床に倒れ、警官は全員がロビーから退避した。ジョーンズさんは炎上した状態のまま1人で取り残された。

約14秒後、警官の1人がジョーンズさんを助けに駆け付けた。ジョーンズさんは頭髪に火がついて燃え上がり、頭部は炎に包まれていた。約15分後、担架が搬入され、ジョーンズさんは車いすに乗せられてロビーから運び出された。

弁護士が7日にCNNに語ったところによると、ジョーンズさんは病院の集中治療室(ICU)に45日間入院した後、12月15日に死亡した。

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