米東部で暴風雪被害 首都に記録的な大雪、倒木で子ども2人死亡

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米首都ワシントンが記録的な大雪に見舞われている/Kent Nishimura/Los Angeles Times/Shutterstock

米首都ワシントンが記録的な大雪に見舞われている/Kent Nishimura/Los Angeles Times/Shutterstock

(CNN) 米首都ワシントンや周辺地域が3日、記録的な大雪に見舞われ、連邦政府機関の閉庁や学校の休校などの影響が広がっている。東部の各州でも暴風雪の影響で数十万軒が停電に見舞われ、住宅への倒木で子ども2人が死亡した。

ワシントンの積雪は約21センチに達し、CNNの気象専門家ブランドン・ミラー氏によると、1日の量としては2016年1月以来の大雪となった。メリーランド州キャピトルハイツは約29センチ、ボルティモア・ワシントン国際空港は17センチの積雪を観測した。

停電情報サイトによれば、東海岸では3日夕現在、荒天のために53万軒以上が停電に見舞われている。中でもバージニア州は突出して多く、停電は約35万軒に及ぶ。

気象警報は西海岸にも出され、太平洋岸北西部も暴風雪に見舞われている。

空の便も悪天候と新型コロナウイルスを原因とする混乱が重なって、2日は米国内で2700便以上が欠航となった。航空情報サイトによれば、米国内便や米国からの出発便・到着便は2800便以上が既に欠航になっていた。

ニューヨーク市は朝の通勤時に約2.5~7.6センチの積雪が予想されるため、2日夕から道路に塩をまく作業を開始した。

ニュージャージー州のフィル・マーフィー知事は、暴風雪に備えて5郡に非常事態を宣言した。同州では大雪や暴風、沿岸部の洪水が予想され、アトランティックシティでは約24センチの積雪を観測した。

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