刑執行失敗の死刑囚、がんで死亡 米アラバマ州

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担当弁護士によると、ドイル・ハム死刑囚は悪性リンパ腫で死亡した/Alabama Department of Corrections/AP

担当弁護士によると、ドイル・ハム死刑囚は悪性リンパ腫で死亡した/Alabama Department of Corrections/AP

(CNN) 米南部アラバマ州で3年前に死刑執行が失敗に終わり、引き続き収監されていた死刑囚が病死した。

担当弁護士によると、ドイル・ハム死刑囚は28日午前、2014年に診断を受けていた悪性リンパ腫で死亡した。

同死刑囚は1987年にホテルの受付係が殺害された事件で死刑を言い渡された。

州当局は2018年2月に薬物注射による刑の執行を試みた。ところが、2時間半かけて脚の付け根や足などの静脈を見つけようとしてもうまくいかず、深夜0時の執行期限が過ぎたため断念。州当局者らは当時、手順に問題はなかったと主張した。

ハム死刑囚はこの後、刑執行の失敗は残酷で常軌を逸した処罰だったとして、死刑の無効を求める訴えを起こしていた。

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