警官5人に逮捕状、24歳男性殺害で大陪審が起訴 米ジョージア州

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(CNN) 米ジョージア州の警官5人が、2019年に24歳の男性を殺害した罪に問われ、同州ヘンリー郡の大陪審に起訴された。同郡地区検察は、22日にこの5人の逮捕状が出たと発表した。

死亡したフェルナンド・ロドリゲスさんは、手錠をかけられてうつ伏せの姿勢で押さえつけられた後に、窒息死していた。

起訴されたのはヘンリー郡警察の警官2人とハンプトン警察の警官3人。ロドリゲスさんは19年9月20日、アトランタ近郊のコンサート会場前で警官に取り押さえられて死亡した。

ヘンリー郡の大陪審は19日夜に評決を言い渡し、警官5人全員を殺人や暴行などの罪で起訴した。

同郡地区検察の広報によると、22日午前に警官5人の逮捕状が出た。5人はそれぞれ保釈金10万ドルで勾留される予定で、23日午後5時までに出頭するよう命じられた。

起訴状によると、ロドリゲスさんの死因は窒息死だった。ボディーカメラの映像には、全裸で歩き回るロドリゲスさんに対し、警官が10回以上、テーザー銃を使う様子が映っていた。

警官たちは州法に違反して、手錠と足かせをされたロドリゲスさんを地面にうつ伏せの姿勢で押さえつけ、身体を圧迫したとされる。

地区検察の発表によると、アトランタ在住だったロドリゲスさんは、音楽フェスティバルの会場を出たところで警官と遭遇。警官たちはロドリゲスさんの裸体を地面に押さえ付けただけでなく、テーザー銃で10回以上もロドリゲスさんを撃った。

ロドリゲスさんの遺族側弁護士は22日、CNNの取材に「明らかな公民権違反だ。地区検察も同意してくれたらしい」と語った。

同弁護士によると、ハンプトン市は既に、民事訴訟で数百万ドル規模の和解に応じている。ヘンリー郡を相手取った訴訟も同様の和解が見込まれる。

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