米政権、ファイザーの抗ウイルス薬1000万回分を購入計画

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バイデン政権がファイザー製抗ウイルス薬1000万回分の購入を計画しているという/Evan Vucci/Pool/AFP/Getty Images

バイデン政権がファイザー製抗ウイルス薬1000万回分の購入を計画しているという/Evan Vucci/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) バイデン米政権が、米製薬大手ファイザーが緊急使用許可を申請している新型コロナウイルス感染症の抗ウイルス薬を服用1000万回分購入する計画であることがわかった。計画に詳しい情報筋が明らかにした。現在は契約締結の最終段階にあるという。

発表は週内にも行われる可能性がある。

この情報筋によると、米政権は当初500万回分を購入予定だったが、ファイザー社のデータを見たバイデン大統領が発注を倍に増やす希望を示したという。

ファイザーは今月、臨床試験の中間分析結果として、発症後3日以内に抗ウイルス薬「パクスロビド」を投与された患者の死亡や重症化のリスクが89%減少したと公表していた。

パクスロビドは別の抗ウイルス薬「リトナビル」とあわせて投与される。重症化や死亡のリスクの高い患者に対し、軽症から中等症の新型コロナウイルス感染症の治療で使う。

ファイザーは16日、米食品医薬品局(FDA)にパクスロビドの緊急使用許可を申請中だと発表した。

この薬はバイデン政権のコロナ対策で重要なツールとなる可能性がある。冬が迫る中、過去1週間で新規感染者が増加したのは米国の約半数の州に及び、入院も11の州で増えている。

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