米国防総省、中国の急速な核戦力拡大に警鐘 報告書公表

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中国・北京の天安門広場に並ぶ中国の中距離弾道ミサイル「DF26」/Pool/Getty Images

中国・北京の天安門広場に並ぶ中国の中距離弾道ミサイル「DF26」/Pool/Getty Images

(CNN) 米国防総省は3日、中国が核戦力を急速に拡大しており、2030年までに1000発の核弾頭を保有する可能性があるとの報告書を公表した。中国は21世紀半ばまでに米国の影響力を上回ることを目標に据えているという。

この推計は中国による核攻撃オプションの急速な近代化や、ミサイル格納庫の建設を踏まえたもの。昨年の報告書では中国が現在200発の核弾頭保有数を10年以内に倍増させると推計していたが、予想を大幅に引き上げた形になる。

今回の報告書は台湾問題をめぐる緊張が高まる中で公表された。米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長はこの数時間前、中国の軍事的進歩は「世界の地政戦略学的パワーにおいて過去最大規模の変化」だと警告していた。

報告書について記者団に説明した国防当局高官も同様の見解を示し、「(中国が)進めている核増強は確かに非常に懸念すべきものだ」と述べた。

同当局者はまた、こうした増強ぶりは中国の核保有の意図に関して深刻な疑念を生じさせるとし、「中国は数や能力の点で以前の水準を大幅に上回る方向に向かっている」と説明。中国は引き続き核の先制不使用政策を維持する一方、「それが適用されない状況もある」と示唆していると指摘した。

中国は「スリムで効果的な核戦力」にも重点を置いているが、現在の増強ぶりは米国の予想を上回る規模であり、「以前の中国の水準をはるかに超える」という。こうした核戦力への投資により、中国は陸海空からミサイルを発射する「核の3本柱」の初期段階の構築が可能になる。

国務省の最新のデータによると、現時点での米国の核弾頭保有数は3750発と、中国の保有数を上回る。

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