エプスタイン被告の元交際相手が無罪主張、公判前の聴聞手続きで

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公判前の聴聞手続きに出席したギレーヌ・マクスウェル被告(中央)を描いた法廷画/Elizabeth Williams/AP

公判前の聴聞手続きに出席したギレーヌ・マクスウェル被告(中央)を描いた法廷画/Elizabeth Williams/AP

(CNN) 性的虐待事件の勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告の元交際相手で共犯の罪に問われているギレーヌ・マクスウェル被告は1日、公判前の聴聞手続きに出席し、「いかなる犯罪も犯していない」とだけ発言した。

本人からも検察からも司法取引の申し出はない。連邦検事がニューヨークの裁判所に明らかにした。

マクスウェル被告はニューヨークの連邦検察により、違法な性行為のために未成年を誘惑し移動させることを共謀した罪、性犯罪目的で未成年を移送した罪などで起訴されている。これらの犯罪は1994年から97年にかけて行われたとされる。

このほか性的目的での未成年者を対象とした2001~04年の人身売買や、性的人身売買の共謀の罪にも問われている。

マクスウェル被告の弁護士は、同被告の無罪を主張。司法取引が成立する犯罪を犯していないと指摘した。

聴聞手続きに現れたマクスウェル被告は、白い長そでシャツの上からゆったりとした青いつなぎを着用。傍聴席にいる姉妹に向かってマスク越しに投げキスをする仕草を見せた。同じ仕草を返した姉妹は4時間近くに及ぶ聴聞の後、メディアの取材に応じることなく裁判所を後にした。

マクスウェル被告は、連邦政府の施設に1年以上勾留されている。弁護士によるとこの日は午前3時45分に起こされ、裁判所には午前5時38分に到着した。その後は数時間寒い小部屋の中で1人で過ごし、少量の食べ物しか与えられなかったという。

手かせと足かせをされた状態で裁判所への輸送車両に乗り込むのも大変だったとし、弁護士が判事に公判開始後の状況改善を求める場面もあった。

判事は弁護側と検察側双方の20件以上に上る申し立てを検証し、それらのうちどれが陪審に提示可能かを裁定した。公判は今月末に始まる予定。

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