新型コロナによる死亡と入院、今後4週間は減少の見通し 米CDC

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新型コロナの陽性と診断された子ども=8月25日、米テキサス州ヒューストン/John Moore/Getty Images

新型コロナの陽性と診断された子ども=8月25日、米テキサス州ヒューストン/John Moore/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は13日、新型コロナウイルス感染症による死亡と入院が今後4週間、減少するとの見通しを明らかにした。

最新の予測によれば、11月6日までに新型コロナウイルスによる死者数は74万~76万2000人となる見通し。減少の見通しは3週連続。ジョンズ・ホプキンス大学によれば、米国では新型コロナウイルスによってこれまでに71万7000人以上が死亡している。

CDCの直近の予測によれば、11月5日までに新型コロナウイルスによって新規入院する人の数は500~1万100人となる可能性がある。減少の見通しは5週連続。保健福祉省(HHS)によれば、10月12日時点で新型コロナウイルスによって入院している人の数は6万4332人。

米国では新型コロナウイルスの感染件数は減少傾向にあるが、特に子どもを中心に感染率は依然として高く楽観的な見通しには注意が必要だ。

米小児科学会(AAP)の11日のデータによれば、10月7日までの1週間で報告された子どもの新規感染件数は14万8222人と依然として「極めて高い」水準にある。

AAPによれば、毎週報告される新型コロナウイルスの感染件数のうち子どもが約4分の1を占める。

ジョンズ・ホプキンス大学によれば、米国では全国的に新型コロナウイルスによる入院と死亡の数は減少傾向にある。前週に報告された1日あたりの新規感染件数は平均8万7676件、死者数は同1559人となっている。

感染率は依然として高い水準にあり、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は感染件数について1万件未満が望ましいとしている。

冬になり屋内での活動が増えて流行が広がる恐れがあり、専門家からは再び感染が増えるとの懸念が出ている。多くがまだワクチンの対象となっていない子どもたちにとって、より危険性が高い状況だ。

CDCによれば、住民の半数以上がワクチン接種を完了した州は全米で35州。バーモント、コネティカット、ロードアイランド、メーン、マサチューセッツの5州は3分の2以上の住民がワクチン接種を完了した。10月12日時点でワクチン接種を完了したのは米国の全人口のうち56.5%にとどまっている。

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