米駆逐艦、南シナ海を航行 中国による新たな「海上識別規則」導入後

台湾海峡を通過する米海軍の駆逐艦「ベンフォールド」=7月/Mass Communication Specialist 1st Class Deanna C. Gonzales/U.S. Navy

台湾海峡を通過する米海軍の駆逐艦「ベンフォールド」=7月/Mass Communication Specialist 1st Class Deanna C. Gonzales/U.S. Navy

(CNN) 米海軍の駆逐艦「ベンフォールド」は8日、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島付近を航行した。第7艦隊が明らかにした。中国はこの数日前、南シナ海の係争水域などに進入する船舶の識別のための新たな規則を導入していた。

アーレイ・バーク級駆逐艦のベンフォールドは今回、南沙諸島のミスチーフ礁から12カイリ以内を航行した。中国は同礁に人工島を建設している。

第7艦隊は「航行の自由作戦」実施後に声明を出し、「国連海洋法条約に反映された国際法では、自然な状態で満潮時に水没するミスチーフ礁のような地形は領海とは認められない」と説明。埋め立てや構造物の建設によって国際法上のこうした位置付けが変わることはないと指摘した。

中国は今月1日、南シナ海の大半を含む「領海」を対象に、新たな海上識別規則を施行した。多くの船舶に対して船名やコールサイン、現在の位置、次の寄港地などを報告するよう求める内容となっている。

ベンフォールドがこの新規則に従わずに南沙諸島付近を航行したところ、中国は声明で米艦が「違法」に領海に進入したと非難し、同艦を追い払ったと主張した。

声明では「今回の活動は中国の主権と安全保障を深刻に損なうもの」であり、米国の「覇権と南シナ海の軍事利用」を示す「決定的な証拠」だとしている。

一方、第7艦隊は中国側の声明を「誤り」と形容し、「適法な海洋作戦を誤った形で伝え、行き過ぎた不正な海洋権益の主張をするための(中国の)行動」の一環だと述べた。

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