アパート浸水で一家が水死も 米東部の豪雨

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大雨で冠水したニューヨーク市の道路/Spencer Platt/Getty Images

大雨で冠水したニューヨーク市の道路/Spencer Platt/Getty Images

(CNN) ハリケーン「アイダ」が熱帯暴風雨となった後、米東部にもたらした豪雨による死者の中には、浸水した自宅で水死した住民らも含まれている。

ニュージャージー州エリザベスの当局者がCNNに語ったところによると、同市内では1日の豪雨で4メートル近い浸水を記録したアパートに住む父親(71)、母親(72)と息子(38)の一家3人と、その隣人(33)が水死した。

エリザベスの北約30キロに位置するパセイックでは、友人同士とされる18歳と21歳の若者の捜索が続く。

ニュージャージー州全体では少なくとも25人が死亡し、6人が依然として行方不明になっている。

ニューヨーク州では18人の死者が報告された。バイデン大統領は両州を対象とする緊急事態宣言を承認した。

浸水した自宅の清掃を行う人々=3日、米ニューヨーク市クイーンズ地区/Spencer Platt/Getty Images
浸水した自宅の清掃を行う人々=3日、米ニューヨーク市クイーンズ地区/Spencer Platt/Getty Images

東部一帯を襲った水害による死者の多くは、浸水した自宅や流された車の中で水死した。

ニューヨーク市では死者13人のうち10人が、地下室を改造した違法アパートで発見された。デブラシオ市長は3日、災害対策強化の一環として、地下アパートの住人らに警報を送るシステムを整備すると述べたが、具体的な時期には言及しなかった。

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