カブール空港、運用正常化の時期は「不明」 米国務省

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(CNN) 米国務省のプライス報道官は29日までに、アフガニスタンの首都カブールの空港で米国民らの国外退避作戦に従事する米軍部隊が今月31日に撤収した場合、同空港の運用が9月1日から正常化するとは思えないとの考えを示した。

27日の記者会見で、米国などは国際的な民間航空の運航基準に沿った空港運用を出来るだけ早く実現させるための土台づくりに努めていると説明。

その上で、米軍や他のパートナー国の軍が撤退した後、カブール国際空港の運用を始める計画は現在ないと指摘した。空港のあり方について米国、アフガンの実権を掌握したイスラム主義勢力タリバンや地域諸国の間で話し合いが進んでいるとも述べた。

米国や同盟国の航空管制の専門家が、米軍などの撤退後の商業便運航の再開を助けるため同空港の能力を調べたことも明らかにしたが、その能力の評価についての言及は避けた。

プライス報道官は「我々は8月31日までに去り、基本的には空港をアフガン国民へ引き渡す」と述べた。

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