温水池付近を歩いた女性に実刑、拘留7日 米イエローストーン国立公園

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イエローストーン国立公園で温水池付近の地面を歩いたとして、女性が実刑判決を受けた/Andrew West/News-Press/USA Today Network

イエローストーン国立公園で温水池付近の地面を歩いたとして、女性が実刑判決を受けた/Andrew West/News-Press/USA Today Network

(CNN) 米ワイオミング州の連邦検察は28日までに、同州のイエローストーン国立公園で温水池付近の地面を歩いたとして、コネティカット州在住の女性が拘留7日の実刑判決を言い渡されたことを明らかにした。

検察によると、マデリン・S・ケイシー被告(26)は有罪を認めているという。

検察は「刑事訴追や実刑は過酷に見えるかもしれないが、病院でやけどの治療を受けるよりは良い」としている。

ケイシー被告らは7月、ノリス間欠泉地帯にある保護された遊歩道を離れ、温水池に近づいて、地面の上を歩いたとされる。現場付近には、観光客に遊歩道にとどまるよう指示する標識がある。

公園の広報担当によると、現場の地面はもろくて薄く、すぐ下を流れる熱水により重度または死に至るやけどを負う可能性がある。イエローストーン公園ではこれまで、熱水泉に入ったり転落したりした20人以上がやけどで死亡しているという。

法廷文書によると、判事はケイシー被告に罰金2040ドル(約22万円)の支払いや社会奉仕などを命じた。被告は2022年1月31日までに刑期を務める必要があり、2年間の保護観察の間、同公園への立ち入りは禁じられる。

CNNはケイシー被告と弁護士にコメントを求めたものの、返答は得られなかった。

当局はこれまで、同公園の安全標識に従うことの重要性を強調してきた。

昨年5月には、新型コロナウイルス禍の影響で公園が閉鎖されていた際、女性が熱水地帯に転落してやけどを負う事案も起きていた。

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