米国人1500人がアフガン国内にいる可能性、米国務省が連絡急ぐ

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アフガニスタン情勢について語るブリンケン国務長官=25日、米国務省/Alex Brandon/AP

アフガニスタン情勢について語るブリンケン国務長官=25日、米国務省/Alex Brandon/AP

(CNN) アフガニスタン駐留米軍の撤退期限が近づくなか、ブリンケン米国務長官は25日、アフガン国内に残っている可能性のある米国人が約1500人いることを明らかにした。

国務省によると、既にこのうち500人と接触し、残りの1000人についても「積極的に」接触を試みているという。同省は引き続き、イスラム主義勢力タリバンが支配する首都カブールからの退避を進めている。

ブリンケン氏は記者団に対し、退避が始まった14日以降、米国人少なくとも4500人を含む8万2000人以上が空路で出国したと説明。「きのう1日だけで500人以上の米国人が退避した」と明かした。退避作戦が始まったとき、アフガンには出国を望む米国人が6000人いたという。

今もアフガンに残る1500人については、「過去24時間で約500人と直接接触し、安全に空港にたどり着く方法を具体的に指示した」とし、残りの1000人に対しても「複数の連絡ルートを通じ1日に何度も積極的に接触を試みている」と明らかにした。

国務省高官によると、接触の試みは絶えず行っているものの、多くの場合、返事はない。これは連絡した相手が実際にはパスポート保有者でないこと、データに誤りがあったこと、既に出国したことを意味している可能性がある。

この高官は、国務省はこうしたケースが多くの米国人に当てはまると考えており、「何カ月も前から米国市民に出国するように警告してきた」とも言い添えた。

米国人が出国時に国務省に登録したり報告したりする義務はないため、ある時期にある国にいる米国人の正確な数を把握するのは難しいと国務省は注意を促している。

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