ハリス氏、3時間遅れでベトナムへ ハノイで「ハバナ症候群」の報告受け

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シンガポールのパヤレバ空軍基地に到着したハリス米副大統領=22日/ROSLAN RAHMAN/AFP/Getty Images

シンガポールのパヤレバ空軍基地に到着したハリス米副大統領=22日/ROSLAN RAHMAN/AFP/Getty Images

(CNN) 東南アジアを歴訪中のハリス米副大統領は24日午後、予定より3時間以上遅れてシンガポールからベトナムへ向かった。ベトナムの米大使館から「原因不明の健康事案」の報告があったためとされる。

この表現は、米政府が通常、「ハバナ症候群」と呼ばれる在外大使館員らの健康被害を指すのに使ってきた。

在ベトナム米大使館の報道官によると、ハリス氏のスタッフは、ベトナムの首都ハノイ市内で最近、原因不明の健康事案とみられる報告があったとの連絡を受けて出発を遅らせた。その後慎重に検討した結果、予定通り歴訪を続けるとの判断に至ったという。

副大統領専用機は、シンガポールのパヤレバ空軍基地を現地時間の午後7時半すぎに出発した。ハリス氏の首席報道官は機内で同行記者団に対し、遅延は同氏の健康状態とは全く無関係だと強調した。

米ホワイトハウスのサキ大統領報道官もハリス氏のベトナム行きについて、「現地での安全が確保されなければその国へ足を延ばすはずがない」と述べた。ただし具体的な警護強化には言及せず、健康被害を受けた人数なども明らかにしなかった。

ハバナ症候群は2016年にキューバで初めて確認され、今年に入って疑い例が増加しているとも指摘されるが、これまでベトナムからの報告はなかった。突然のめまいや吐き気、頭痛などの症状が、時に鋭い音をともなって現れる。脳の損傷がみられたり、症状が数年間続いたりするケースもある。

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