米NY市、公立学校の教職員全員にワクチン義務付け 「検査」の選択肢なし

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米ニューヨークでは、市内にある公立学校の教職員全員に新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付ける/Michael Loccisano/Getty Images

米ニューヨークでは、市内にある公立学校の教職員全員に新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付ける/Michael Loccisano/Getty Images

(CNN) 米ニューヨークのデブラシオ市長は23日、市内にある公立学校の教職員全員に新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付ける方針を明らかにした。

デブラシオ氏は先月、教員を含む市職員全員に対して来月13日までのワクチン接種を義務付け、接種しない場合は毎週検査を受けるよう求めていた。

新たに発表された方針によると、教職員は例外なく、来月27日までに少なくとも1回の接種を受けた証明書を出す必要がある。接種せずに検査を受ける選択肢は提示されていない。

同市内では1800あまりの公立学校に教職員14万8000人が勤務している。市教育局トップのメイシャ・ポーター氏によると、このうち63%がすでにワクチン接種を完了した。

ポーター氏は23日、市内の学校はマスク着用義務などさまざまな感染対策により、最も安全に過ごせる場所のひとつになっていると強調した。

これに対し、市内の公立学校教員が加盟する教員連盟(UFT)のマイケル・マルグルー会長は、医療上の理由による免除条項などの詳細を詰める必要があると指摘した。

ニューヨーク市の集計によると、これまでにワクチンを少なくとも1回接種した市民は成人の76%。12歳未満の子どもは接種対象でないため、秋からの新学期に向けて教職員の接種は特に重要視されている。

接種を拒否する教職員が続出し、現場が人手不足に陥る可能性も指摘されているが、デブラシオ氏は心配ないとの見方を示し、「うまくいくことを確信している」と述べた。

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