米カリフォルニア州の山火事、消火活動進まず 建物320軒破壊

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山火事はエルドラド国立森林公園にある小さな山のコミュニティーを焼き払った/Neal Waters/Anadolu Agency/Getty Images

山火事はエルドラド国立森林公園にある小さな山のコミュニティーを焼き払った/Neal Waters/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 米カリフォルニア州北部で発生した「カルドア・ファイア」によって破壊された建物の数は320軒以上に上り、さらに1万3000軒が脅威にさらされているが、消火活動は進んでいない。

カリフォルニア州森林保護防火局が更新した22日午前の情報によれば、8日前に同州エルドラド郡で発生した山火事の焼失面積は約3万9700ヘクタールとなった。当局によれば、鎮火率は0%で、少なくとも今月31日まで完全に消火できない見通し。

山火事は21日、風の影響で東部へと燃え広がった。エルドラド郡の一部には避難命令が出されているほか、アマドール郡の一部には避難警報が出ている。

カルドア・ファイアでエルドラド国立森林公園のキャンプ・クリークが焼ける/Neal Waters/Anadolu Agency/Getty Images
カルドア・ファイアでエルドラド国立森林公園のキャンプ・クリークが焼ける/Neal Waters/Anadolu Agency/Getty Images

全米省庁合同火災センター(NIFC)によれば、カルドア・ファイアは全米12州で発生している94の大規模な山火事のひとつに過ぎない。米西部は前例のない干ばつに見舞われており、焼失面積は合計で約97万ヘクタール以上となっている。

そうした山火事のひとつ「ディキシー・ファイア」は現在燃えている山火事の中では米国内で最大規模であり、カリフォルニア州の歴史上でも2番目の大きさとなっている。ディキシー・ファイアの焼失面積は22日午前の時点で約29万ヘクタール。鎮火率は37%で出火から39日が経過している。

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