米カリフォルニアの大規模森林火災、前後の衛星画像で被害鮮明に

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米カリフォルニア州グリーンビルの衛星画像=9日/Satellite image ©2020 Maxar Technologies

米カリフォルニア州グリーンビルの衛星画像=9日/Satellite image ©2020 Maxar Technologies

(CNN) 米カリフォルニア州北部で続く大規模な森林火災の被害を鮮明に示す衛星画像が公開された。同州グリーンビルの町全体が壊滅的な被害を受けた前後の様子が比較できる。

現地で先週撮影された動画には、グリーンビル中心部にあった店舗などが焼き尽くされ、がれきに残り火がくすぶる様子などが映っていた。衛星画像は煙が晴れた後の9日に撮影された。被害前の画像と並べると、被害の規模が鮮明に浮かび上がる。

衛星写真が撮影したグリーンビルの様子。火災前/Satellite image ©2020 Maxar Technologies
衛星写真が撮影したグリーンビルの様子。火災前/Satellite image ©2020 Maxar Technologies
火災後/Satellite image ©2020 Maxar Technologies
火災後/Satellite image ©2020 Maxar Technologies

7日に現地を視察したカリフォルニア州のニューサム知事は、「私たちにはこの町を復興させる大きな責任がある」と語った。同時に、地球全体で起きている気候変動の問題にも取り組む必要があると強調した。

衛星写真が撮影したグリーンビルの様子。火災前/Satellite image ©2020 Maxar Technologies
衛星写真が撮影したグリーンビルの様子。火災前/Satellite image ©2020 Maxar Technologies
火災後/Satellite image ©2020 Maxar Technologies
火災後/Satellite image ©2020 Maxar Technologies

気候変動の影響が指摘される大規模な干ばつで植物が乾燥していたために、火災は驚くべき速さで拡大している。今月4日から5日にかけての12時間足らずで、首都ワシントン全体に相当する約1万8000ヘクタールが焼けた。

10日までに焼失面積の合計は20万ヘクタールに迫り、民家や事業所、納屋など1000棟近い建物が焼けた。州消防当局によると、現在も1万6000棟が危険にさらされている。鎮火率は伸び悩み、25%にとどまっている。

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