熱気球のベテラン操縦士が墜落死、米バーモント州

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事故の状況などを調査する連邦航空局(FAA)の捜査官ら=7月16日、バーモント州ブラッドフォード/Geoff Hansen/AP

事故の状況などを調査する連邦航空局(FAA)の捜査官ら=7月16日、バーモント州ブラッドフォード/Geoff Hansen/AP

(CNN) 米東部バーモント州ブラッドフォードで15日、観光客を乗せた熱気球の操縦士(72)がゴンドラの一部に絡まった後、地上に落下し死亡する事故が起きた。

州警察は、熱気球を操縦していたのは同州在住のブライアン・ボランドさんだったと確認した。熱気球は同日午後、乗客4人を乗せて離陸したが、しばらくすると熱気球は下降し地面に接触。この時にゴンドラが倒れ、乗客の1人が外へ落ちたもののけがはなかった。

ボランドさんはこの時、装置の一部に絡まって動けなくなったが、熱気球は再び浮上。その後、ゴンドラの下に宙づりになった状態から地上に落ち、現場で死亡が確認された。

熱気球はそのまま北へ約2.4キロ移動してニューハンプシャー州境を越えた後、樹木に絡まって止まった。乗客3人は無事、地上へ降りたという。

ボランドさんは、バーモント州フェアリーのロッジに熱気球の遊覧飛行ツアーを提供していた。ロッジのウェブサイトには、長年の操縦経験を持ち、国内外で数多くの受賞歴があると紹介されていた。

国家運輸安全委員会(NTSB)と連邦航空局(FAA)が詳しい状況などを調べている。

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