米カリフォルニア州、西ナイル熱で今年初の死者

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米カリフォルニア州の13郡で西ナイル熱のウイルスが確認された/Cynthia Goldsmith/CDC

米カリフォルニア州の13郡で西ナイル熱のウイルスが確認された/Cynthia Goldsmith/CDC

(CNN) 米カリフォルニア州で西ナイル熱による今年初の死亡例が報告された。

州保健当局は、南部サンルイスオビスポ郡で1人が死亡したと発表したが、この症例の詳細は明らかにしなかった。

保健当局トップのトマス・アラゴン博士は、州内で西ナイルスウイルスの感染が広がっていると述べ、媒介する蚊に刺されないよう住民に注意を呼び掛けた。

当局の発表によると、州内13の郡で177匹の蚊からウイルスが検出された。今月の暑さで蚊が繁殖し、感染リスクが高まっている。

米疾病対策センター(CDC)によると、西ナイル熱の症状としては倦怠(けんたい)感や発熱、頭痛などが挙げられるが、感染者の80%は無症状。重症化率は低いものの、50歳以上の人や糖尿病、高血圧の患者は高リスクとされる。感染者の1%弱が脳炎や髄膜炎など中枢神経系の炎症を起こす。今のところワクチンや特効薬はない。

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