フロリダの集合住宅崩壊、死者9人に 3年前調査で「大きな損傷」の警告

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生存者を捜索する救助隊=26日/Joe Raedle/Getty Images

生存者を捜索する救助隊=26日/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米フロリダ州南部サーフサイドで起きた集合住宅の一部崩壊で、27日までに確認された死者は計9人となった。この建物は2018年の調査で、大きな構造的損傷の警告を受けていたことが分かった。

地元マイアミデード郡のトップ、ダニエラ・レビン・カバ氏によると、崩壊現場では26日までに住民ら134人の所在が確認されたものの、依然として152人が安否不明となっている。

27日には前日までに確認された死者5人に加え、新たに4人の遺体の身元が判明した。

郡消防責任者によると、現場の捜索、救助活動には400人以上が出動している。チームは徹夜で長さ約38メートル、深さ約12メートルの溝を掘り、がれきに埋もれていた4遺体を収容したという。

同責任者は内部の様子について、生存者が安全を確保できるような空間が見当たらず、非常に厳しい状況だと語った。

当局によると、現場には27日、安否不明者らの家族を乗せたバスが入った。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、この集合住宅の構造について18年に実施された現地調査の報告書が、地元当局の公式サイト上で公開されていた。

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