米ニューヨーク州知事、コロナ対応めぐる著書で5.4億円受け取りへ

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新型コロナワクチンの接種会場に到着した米ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏=2月22日、米ニューヨークのブルックリン地区/SETH WENIG/POOL/AFP/Getty Images

新型コロナワクチンの接種会場に到着した米ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏=2月22日、米ニューヨークのブルックリン地区/SETH WENIG/POOL/AFP/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク州のクオモ知事(民主党)が、新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで発揮したリーダーシップについて記した書籍で、500万ドル(約5億4000万円)超の支払いを受け取る見通しであることがわかった。このほど公開された納税記録から明らかになった。

クオモ知事の上級顧問によれば、クオモ知事は出版社のペンギン・ランダムハウスと契約を交わし、著書「American Crisis: Leadership Lessons from the Covid―19 Pandemic」に関して312万ドルを受けるほか、追加で200万ドルが今後2年間で支払われる。

著書で受け取った金額のうち50万ドルを新型コロナウイルスに関連した救済やワクチン接種の取り組みを進める団体に寄付するほか、残りの金額は3人の娘のための信託に預けるという。

クオモ知事の著作をめぐっては、州の会計監査役が先月、州司法長官に対して、本の執筆や宣伝に州の人的・物的資源を使用した可能性があるとして調査を要請していた。

クオモ知事側は先月、出版に犯罪行為が関連しているという考えはばかげたものだと一蹴していた。

しかし、新型コロナウイルス流行下でのリーダーシップに関するクオモ知事の著書については、知事の側近がトランプ前政権による連邦捜査の可能性を懸念して長期療養施設での死者数の情報開示を遅らせたと発言したことで、反発の声も出ていた。

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