男性でも女性でもない「性別X」、運転免許証で選択可能に 全米で20州目

米ニュージャージー州自動車委員会提供の運転免許証の見本。性別欄は「X」と表示されている/NJ Motor Vehicle Commisson/WABC

米ニュージャージー州自動車委員会提供の運転免許証の見本。性別欄は「X」と表示されている/NJ Motor Vehicle Commisson/WABC

(CNN) 米ニュージャージー州自動車委員会(MVC)は21日までに、自動車運転免許証など身分証明書の性別欄で、男性でも女性でもない「X」を選択できるようになったと発表した。同じ制度は米国内の少なくとも19州と首都ワシントンで採用されている。

性別の選択肢の拡大は、住民が性別を変更しやすくする目的で2018年に制定された法律に基づく措置。

性別欄のXは、その人物の性別を特定しないことを表すもので、自分は男性でも女性でもないと認識している人などが利用できる。運転免許証などの身分証明書で自分の性別を特定したくない住民がこれを選択することも可能。

今回の変更は当初2020年後半に予定されていたが、新型コロナウイルス禍のためにずれ込んでいた。

MVCのスー・フルトン委員長は声明を発表し、「多様性と包括性はニュージャージー州にとって中核的な価値感」だと指摘、「多くの住民にとって、自由な生活や仕事ができるかどうかは、自分のアイデンティティーを正確に反映した書類を持てるかどうかにかかっている」とした。

全米のLGBTQ(性的少数者)政策を調査している団体によると、運転免許証でXが選択できる州は、これで少なくとも20州になった。

性別Xの選択肢は、トランスジェンダー団体などが推進してきた長年の取り組みの一環。トランスジェンダーの平等推進団体によると、公式な身分証明書で性別に関する認識を正確に反映することは、トランスジェンダーの人たちの安全を守る助けになり、住宅や雇用を確保したり、公共制度を利用しやすくしたりする役に立つ。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]