後部座席の1歳児、警官に撃たれ重体 母親が会見

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1歳児、米警官に誤って撃たれ重体 母親が会見

(CNN) 米テキサス州ヒューストンで今月初め、母親の車に乗せられていた1歳の男児が、容疑者追跡中の警官に頭部を撃たれた。男児は重体に陥っているという。

母のデイシャ・スモールズさんと弁護士らが16日の記者会見で語ったところによると、撃たれたレジェンド君は自力での呼吸が困難な状態で、生死の境をさまよっているという。

会見によると、スモールズさんは今月3日、ヒューストン市内のガソリンスタンドで男に突然襲われ、車を渡せと迫られた。

後部座席にレジェンド君を乗せていたスモールズさんは、男の要求を拒否した。ところがすぐ後に追ってきた警官らが、スモールズさんの車に向かって発砲。その銃弾がレジェンド君の頭部に命中した。

地元警察幹部が翌日発表したところによると、男は強盗事件の容疑者で、逃走中に車を乗り捨てた後、スモールズさんの車に侵入した。銃を捨てろという指示に従わなかったため、警官が数回にわたって発砲。男は即死したという。

同幹部は、車に子どもが乗っていることを現場の警官らが認識していたかどうかは分からないと述べた。発砲した警官は勤続15年のベテランで、現在は現場を外され、管理業務に就いている。

弁護士らによると、レジェンド君は10日前から人工呼吸器につながれている。頭部の弾丸は取り除いたが、まだ破片が残っている。これまでに10回以上、けいれんを起こしたという。

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