グアム、今や中国の標的 米インド太平洋軍司令官が警告

米軍機が駐機するグアム島のアンダーセン米空軍基地(2020年4月13日)/Senior Airman Michael Murphy/US Air Force

米軍機が駐機するグアム島のアンダーセン米空軍基地(2020年4月13日)/Senior Airman Michael Murphy/US Air Force

香港(CNN) 米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は13日までに、中国軍が太平洋上にある米領や米自治領周辺での活動を活発化しているとし、「米領グアム島は今や標的になっている。防衛の必要がある」との危機感を表明した。

米上院軍事委員会の公聴会で述べた。同司令官は、中国軍は長い間、台湾や南シナ海など近隣海域で存在感の拡大を試みてきたが、太平洋への進出も強化していると指摘。

グアム島にあるアンダーセン米空軍基地への爆撃機攻撃を描いた中国のプロパガンダ映像や中国本土からミクロネシア連邦諸島への十分な射程を持つ中国の弾道ミサイルに言及した。

その上で17万人の米国市民が住むグアムの防衛は米国本土の防衛に等しいともし、同島へのミサイル防衛システム「イージス・アショア」の配備に必要な経費約16億米ドル(約1744億円)を認めるよう米議会に求めた。

グアムは現在、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)で守られているが、中国海軍艦船、潜水艦や航空機の搭載ミサイルの脅威に対処し得る360度範囲の防御網を築いていないと強調。「中国がグアムにもたらすいかなる脅威にも代償が伴うことを見せつけなければならない」と続けた。

イージス・アショアの配備計画は米国防総省が策定した総額270億ドルを投じる5年計画のインド太平洋抑止力イニシアチブに盛り込まれた。ハワイでの新たなレーダー防衛網構築なども含まれている。

デービッドソン司令官は上院軍事委で、中国軍の軍事力増大を警告し、インド太平洋地域での防衛費増額を求めた。

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