米上院、メリック・ガーランド氏の司法長官指名を承認

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米司法長官に指名されたメリック・ガーランド氏=2月22日、米ワシントンDC/DEMETRIUS FREEMAN/AFP/POOL/Getty Images

米司法長官に指名されたメリック・ガーランド氏=2月22日、米ワシントンDC/DEMETRIUS FREEMAN/AFP/POOL/Getty Images

(CNN) 米上院は10日、バイデン大統領が司法長官に指名したメリック・ガーランド氏の人事案を賛成70対反対30で承認した。ガーランド氏の使命は、司法省が過去数年にわたって自ら傷つけてきた品位を守ることになりそうだ。

ガーランド氏はコロンビア特別区の連邦控訴裁判所で判事を務めた経験があり、民主・共和両党から支持を得た。ガーランド氏は2月に行われた指名承認公聴会で、司法省の調査に対する政治的な影響力について「誰からのどんな取り組み」も受けることはないと述べていた。

ガーランド氏は最初の課題として1月6日に起きた連邦議会議事堂襲撃に関する「悪質な」犯罪について完全に訴追することを挙げた。

ガーランド氏は10日、正式に控訴裁判所判事を退任し、指名承認直後にバイデン大統領に書簡を送った。

上院民主党トップのチャック・シューマー院内総務は、「司法省を率いるのにメリック・ガーランド氏のような人物をついに起用することについて米国民は安堵(あんど)するだろう」と語った。シューマー氏はガーランド氏について、「誠実で自立しており、法の支配を尊重し、与野党両党から信頼を得ている」と述べた。

ガーランド氏は、司法省によるトランプ前大統領が議事堂襲撃で果たした役割に関する捜査や、バイデン大統領の息子ハンター氏に対する連邦の捜査の取り扱いといった政治的な事案に直面することになりそうだ。

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