40病院に高機能マスクの偽物か、当局が警告 米ワシントン州

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米ワシントン州の病院に医療用の高機能マスク「N95」の偽物が入荷していた可能性が出ている/Shutterstock

米ワシントン州の病院に医療用の高機能マスク「N95」の偽物が入荷していた可能性が出ている/Shutterstock

(CNN) 米北西部ワシントン州にある40の病院に、医療用の高機能マスク「N95」の偽物が入荷していた可能性が明らかになった。

米国土安全保障省(DHS)が5日、ワシントン州病院協会(WSHA)に警告した。製造元の米スリーエム(3M)から直接、報告があったという。

WSHAの責任者が8日のインタビューで語ったところによると、昨年12月に州内の病院40施設に入荷した計200万枚のうち、一部は偽物だった可能性がある。

マスクは各病院とWSHAが総額100万ドル(約1億円)あまりで購入した。WSHAが3Mと無関係の販売業者から購入して病院へ配布したなかに、3M製でない可能性があるロット番号が含まれていたことが判明した。

同責任者によれば、偽物は外見から着用感、においまで本物そっくり。WSHAは対象の病院に連絡したが、すでに多くのマスクが使われた後だった。

WSHAは近くDHS、3Mと協議したうえで対応を決めるとしている。

N95マスクは微粒子を95%除去するという規格基準を満たした製品。医療従事者の防護具として使われている。

偽物の性能が本物とどう違ったかは不明だが、使用したとみられる病院で新型コロナウイルス感染が拡大したとの報告はないという。

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