出産前パーティーで点火した大砲爆発、金属片直撃の男性死亡 米

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「ベビーシャワー」と呼ばれる出産前パーティーに出席した男性が、小型の大砲の爆発により死亡した=6日、ミシガン州/WJRT

「ベビーシャワー」と呼ばれる出産前パーティーに出席した男性が、小型の大砲の爆発により死亡した=6日、ミシガン州/WJRT

(CNN) 米ミシガン州で、出産前の母親を祝福するパーティーに出席した男性が、現場にあった小型の大砲の爆発により死亡した。大砲は生まれてくる赤ん坊を記念して発射される予定だったが、点火後に爆発し、弾(はじ)け飛んだ金属片が男性を直撃した。

地元警察によると爆発は6日、同州フリント近郊にある住宅の裏庭で発生し、26歳の男性が死亡した。大砲は当該の住宅の所有者が点火した後で爆発し、周辺に金属片が散乱した。金属片は男性のほか車両3台や住宅のガレージに直撃したという。

男性は大砲から3~4.5メートルほど離れたところに立っていた。ほかに金属片が当たった人はいなかった。男性は地元の病院に運ばれたが、負傷により死亡した。

警察は声明で、大砲に弾丸などの発射物は装填(そうてん)されていなかったものの、詰め込まれていた火薬が爆発して粉々になったと説明した。

CNN提携局のWJRTは死亡した男性について、パーティーを開いた家族の友人だったと報じた。

警察によれば当該の大砲は「シグナルキャノン」と呼ばれるものと同種で、点火すると閃光(せんこう)や爆音、煙が発生する。物珍しさから使用されるのがほとんどであり、住宅の所有者はこれをオークションで購入。これまで何度か発射していたという。

今後は州警察の捜査終了に伴って、郡の検察が起訴に相当するかどうかを判断する。

米国ではこれまでにも、生まれてくる赤ちゃんの性別を発表するパーティーで「性別発表装置」が爆発し、出席者が死亡したり大規模な山火事が発生するといった事故が起きていた。

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