英国の新型コロナ変異株、米国でも急速に拡大

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英国で見つかった新型コロナウイルスの変異株が米国で急速に感染を拡大しているとの研究結果が報告された/Centers for Disease Control and Prevention

英国で見つかった新型コロナウイルスの変異株が米国で急速に感染を拡大しているとの研究結果が報告された/Centers for Disease Control and Prevention

(CNN) 英国で最初に確認された新型コロナウイルスの変異株が、米国内でも急速に広がっているとする新たな研究結果が発表された。

英国発の変異株「B1.1.7」は従来種より感染力が強いとされ、世界各地で感染が急拡大している。

新たな論文は、遺伝子検査を手掛ける米ヘリックス社が複数の機関の研究者らと共同でまとめ、7日に医学系の未発表論文を配信するサイト「メドアーカイブ」に掲載された。

それによると、変異株は米国内でも他国と同様、10日ごとに倍増するペースで感染が広がっている。海外渡航歴のない感染者が多く、全米各地ですでに市中感染が起きていると考えられる。

変異株の感染力は従来型より35~45%強いと推定された。研究者らは、ただちに断固とした対策を講じなければ「今後数カ月のうちに、米国内での新型ウイルス感染症の致死率、り患率に破滅的な影響を及ぼす恐れがある」と警告している。

変異株の感染例が米国内で初めて報告されたのは昨年末だったが、この研究では新たに、11月末にはすでに米国に入っていた可能性も指摘された。

米疾病対策センター(CDC)は先月の時点で、英国発の変異株は3月までに米国内の感染の主流になることも考えられると注意を促していた。

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