米陸軍、身なりの新規則発表 口紅・髪染め・マニキュア容認

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見本写真のためにポーズを取る女性兵士。新しい規則では、これまで禁止されていた一部の髪型も解禁となる/US Army

見本写真のためにポーズを取る女性兵士。新しい規則では、これまで禁止されていた一部の髪型も解禁となる/US Army

(CNN) 米陸軍は31日までに、兵士の身だしなみに関する一連の新たな規則をまとめ、ポニーテール、巻き毛、口紅やイヤリングを容認すると発表した。今年の2月下旬から実施の予定。

新規則では女性兵士のマニキュア利用も色が許容範囲内なら認められ、男性兵士の場合は無色のマニキュア利用が許されることになった。

また、髪を染めることも可能となったが、あくまで自然な色に限定され、紫、ピンク、青、緑、オレンジ、鮮明な赤や蛍光性の色などは禁止となった。髪形については現行の規則で定められていたツイストやコーンロウなどへの制限は解除されるが、実行する際には一定の条件が課された。

今回の規則改正の詳細をツイッター上で明らかにした米陸軍担当者は、男性兵士のあごひげについては許可されないと述べた。「我々は学ぶことが出来る組織とし、さらなる規則の見直しには5年間要する」とも付け加えた。

規則の見直しは昨年、当時のエスパー国防長官代行が軍内の人種や不平等問題に対応するため最初に指示していた。

新規則はまた、「フーマンチュー」や「モホーク」など不快な感情を引き起こしかねない言葉の排除も決めた。米国などの先住民族モホークのヘアスタイルの名称はこの民族に由来しているとし、中国人の悪人などを指すとされるフーマンチューはアジア文化に無礼な意味合いがあるともされてきた。

今回の規則改定については17人から成る委員会が採決で決めた。委員の15人は女性で、男性は2人。委員の大半は有色人種で、皮膚科の専門家、心理学者や男女平等政策に関する顧問などの意見も求めたという。

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