トランプ氏弾劾支持の共和党下院議員、地元から猛反発 選挙戦に影響も

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トランプ氏の弾劾決議案に賛成した共和党下院議員が地元で猛反発を受けている/Getty Images

トランプ氏の弾劾決議案に賛成した共和党下院議員が地元で猛反発を受けている/Getty Images

(CNN) トランプ前米大統領の弾劾(だんがい)決議案に賛成票を投じた共和党の下院議員10人が、それぞれの地元で批判の集中砲火にさらされている。これらの議員が出馬を予定している2022年の選挙は、共和党内でのトランプ氏の影響力がどの程度持続するのかを見定める試金石となりそうだ。

トランプ氏の弾劾を支持した議員らの地元では、共和党の当局者や献金の提供者、有権者の間で怒りの声が噴出。地元当局者らが賛成票を非難する一方、次の選挙での対立候補らは右派系メディアによる発信を活用しつつ、早くも選挙活動に打って出ている。

当該の議員10人の中には激戦州を本拠地とする穏健派もいれば、堅実な保守派もいる。共和党下院議員の序列3位でワイオミング州選出のリズ・チェイニー議員や、サウスカロライナ州選出のトム・ライス議員は後者に属する。

ワイオミング州シェリダン郡の共和党委員長を務め、22年の選挙でチェイニー氏に対抗して出馬する意向を示すブライアン・ミラー氏は、「人々の怒りは初めから大きく、今なお膨れ上がっている」「チェイニー氏はワイオミング州での我々の期待に一切応えていない。とてつもない裏切りだ」と批判した。

同じくチェイニー氏と選挙戦で対決する予定のアンソニー・ブシャール州上院議員は、自身への激励のメッセージが多数寄せられているとしたうえで「弾劾決議案に賛成票を投じたことで、チェイニー氏が誰に忠誠を誓っているのかが明らかになったと確信している。有権者がこれをすんなり忘れるとは思えない」と指摘した。

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