トランプ氏、フロリダ州で下院共和党トップと会談 選挙協力を協議

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マッカーシー院内総務(写真左)とトランプ氏(写真右)=2020年4月24日、米ホワイトハウス/Anna Moneymaker/NYT/Pool/Getty

マッカーシー院内総務(写真左)とトランプ氏(写真右)=2020年4月24日、米ホワイトハウス/Anna Moneymaker/NYT/Pool/Getty

(CNN) トランプ前米大統領は28日、フロリダ州パームビーチの別荘で下院共和党トップのマッカーシー院内総務と会談した。トランプ氏を支援する政治行動委員会の声明によると、両氏は来年の中間選挙での過半数奪還に向けた戦略を話し合った。

声明では「両氏は多くのテーマについて協議した。最重要テーマとなったのは2022年の選挙での下院奪還だ」と説明。「トランプ大統領の人気が今日ほど高かったことはなく、彼の支持は恐らくかつてない重要な意味を持つ」と述べた。

声明によると、会談は「友好的」な雰囲気で、先の選挙で下院共和党の主要候補が予想以上の健闘を見せたことも話題に上ったという。ただ、下院における議席差は縮小したものの、民主党は依然として過半数を維持している。

マッカーシー氏もトランプ氏側の説明を確認する声明を出し、前大統領と足並みをそろえる姿勢を示した。

マッカーシー氏は声明で「トランプ大統領はきょう、22年選挙で上下両院の共和党員の当選を支援する方針を明言した」と指摘。「共和党が多数党となれば米国民の声に耳を傾け、我が国の直面する問題の解決に取り組む。一方の民主党は、私人となったトランプ氏の弾劾(だんがい)やエネルギー分野のブルーカラー職の破壊など、我々を分断する政策ばかりを推進している」とした。

下院は先日、6日に起きた議会議事堂襲撃事件へのトランプ氏の関与を受け、退任数日前のタイミングで2度目の弾劾訴追を決議。採決では下院共和党の10議員が賛成票を投じた。上院は来月に弾劾裁判の審理を開始する予定だが、上院共和党では今週、5人を除く全議員が弾劾裁判を違憲とする票を投じ、党内の亀裂は限定的であることが示された。

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