米ミシガン州知事の拉致計画、男1人が有罪認める 検察と司法取引

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米ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事/Chip Somodevilla/Getty Images

米ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) 米ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー州知事(民主党)の拉致を企てた疑いで計14人が逮捕された事件で、連邦検察に起訴された男6人のうち1人が27日、有罪を認める文書に署名した。

起訴状によると、男らは昨年6月6日から10月7日の間に、ホイットマー知事の拉致や身代金要求などを共謀した罪に問われている。休暇先の別荘から同知事を拉致し、捜査当局の対応を送らせるため橋を爆破する計画だったとされるが、犯行に至る前に逮捕された。

有罪を認めたタイ・ガービン被告(25)は拉致を共謀した罪のみに問われていた。

今回の合意によると、ガービン被告は引き続き他の5被告に不利となる検察への協力を続ける。情報提供のほか、3月の公判では証言を求められる可能性もある。5人はいずれも拉致の共謀につき無罪を主張している。

検察はガービン被告の協力と引き換えに、同罪の最高刑となる終身刑より軽い量刑を求刑することに同意した。

ミシガン州連邦地裁の首席判事は同日、ガービン被告の有罪答弁を受理。量刑言い渡しは7月8日に予定されている。

連邦検察に起訴された他の5被告は昨年10月に逮捕され、現在は公判待ちの状況にある。同月にはこれ以外にも、8人が州当局によって起訴された。

ホイットマー知事は昨年前半、新型コロナウイルス対策の行動制限を導入したことで反発を受けており、事件では州内の政治的緊張が新たな高みに達したことが浮き彫りになった。当時のトランプ大統領はツイッターでミシガンの「解放」を呼び掛けるなど、ホイットマー氏や州当局に批判的に言及していた。

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