ペンス米副大統領、カメラの前でワクチン接種 信頼醸成のため

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ペンス米副大統領、カメラの前でワクチン接種

(CNN) ペンス米副大統領は18日午前、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。ワクチンの安全性と有効性に対する信頼感を醸成する連邦政府の取り組みの一環として、接種はカメラの前で行われた。

ペンス氏と共に、カレン副大統領夫人とアダムス医務総監もワクチンを接種した。このワクチンは12日に緊急使用許可が下りたもので、全米各地で投与が始まっている。

病院関係者はペンス氏らに対し、追ってワクチンの接種証明書が配られると説明。3週間後に再訪して2度目の接種を受けるよう改めて伝えるとともに、腕に痛みが出る可能性もあると注意を促した。

ペンス氏は接種後、「何も感じなかった。上出来だ」と発言。病院関係者に対して「皆さんの我が国への奉仕に感謝する」と述べた。

そのうえで「米国民は確信を持っていい。我々は既に安全なワクチンを1つ手にしており、おそらく数時間後には2つ目もそろう」とした。

アダムス氏は、ワクチンへの信頼感を浸透させるためには、少数派の声を反映させることが重要だと指摘した。

そして黒人を対象に梅毒の人体実験が行われた「タスキギー実験」に触れ、「ワクチンへの信頼を真に促進するためにはまず、医学界や政府による少数派へのこうした不当な扱いと搾取の歴史を認識する必要がある」と説明。そのうえで、こうした負の歴史の是正のために行われてきた取り組みを説明し、国民に示すことが必要だと述べた。

政権移行チームの関係者によると、バイデン次期大統領とハリス次期副大統領も近く、公開の場でワクチン接種を受ける予定。トランプ大統領はホワイトハウスの医療チームの勧告があるまで接種を見合わせるという。

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