コロナワクチンの緊急使用、米も初の承認 ファイザー製

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米食品医薬品局が新型コロナワクチンの緊急使用を許可した/Pool/Getty Images Europe/Getty Images

米食品医薬品局が新型コロナワクチンの緊急使用を許可した/Pool/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は11日、米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急時使用許可(EUA)を承認した。

新型コロナに対応するワクチンのEUAが米国で得られたのは初めて。このワクチンの有効性は95%とされる。

数百万回分のワクチンが近く全米各地に配布され、数日内にそれぞれ2回の接種が始まる見通し。今後数週間内に約2000万人が投与を受ける可能性がある。ただ、多数の米国民への接種が実現するまでの予防策として、マスク着用や他人との間の一定の距離の確保は引き続き必要となる。

今回のEUAは全面的な使用許可を意味せず、ファイザーなどはこの目的のためには別の申請を実施し、FDAによる新たな承認を獲得しなければならない。

また、接種開始前には米疾病対策センター(CDC)の諮問委員会が採決でこのワクチン承認を決め、その後、CDCが許可するもう1つの手続きもある。この委員会の会合は12日朝に予定されている。

今回のEUAはFDAの諮問委員会が認める勧告を受けて決定された。

ファイザーとビオンテックのワクチンは、遺伝情報を使った「mRNAワクチン」という新しいタイプ。治験の対象となったのは4万3千人以上で、2万1720人にワクチンを投与し、2万1728人には偽薬を投与。

この結果、ワクチン接種の対象者で新型コロナの症状が出たのはわずか8人で、偽薬の場合は162人とのデータが入手出来たという。

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