バイデン氏、元米中央軍司令官を国防長官に起用 黒人初

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2011年11月29日に当時のバイデン副大統領(左)がバグダッドを電撃訪問し、イラク米軍のロイド・オースティン司令官と会談する様子/AHMAD AL-RUBAYE/AFP/Getty Images

2011年11月29日に当時のバイデン副大統領(左)がバグダッドを電撃訪問し、イラク米軍のロイド・オースティン司令官と会談する様子/AHMAD AL-RUBAYE/AFP/Getty Images

(CNN) 米国の次期大統領に選出されたジョー・バイデン氏が、国防長官に元中央軍司令官のロイド・オースティン氏を起用する方針を固めた。関係者が7日、CNNに明らかにした。

上院で承認されれば、黒人として初めて国防長官に就任することになる。

オースティン氏は中央軍司令官のほか、陸軍参謀副総長を務めた経歴をもつ。バイデン氏の政権移行チームはCNNの取材に対してコメントを避けた。

オースティン氏は退役から4年しかたっていないため、文民ポストの国防長官に就任するためには議会で適用除外が認められる必要がある。連邦法では、軍人が同ポストに就くためには退役から7年を要すると規定している。

適用除外が使われることはまれだが、2017年にトランプ大統領が国防長官に任命した退役海兵隊大将のジェームズ・マティス氏も適用除外を受けた。当時、一部の民主党議員からは、文民統制の前例を維持しないことに対して懸念する声も出ていたが、適用除外は上下両院で承認され、マティス氏が国防長官に就任した。

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