米国の新型コロナ感染者、1000万人を突破 43州で増加傾向

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テキサス州エルパソで新型コロナウイルスの検査で並ぶ車列に話しかける検査関係者=10月31日/Joe Raedle/Getty Images

テキサス州エルパソで新型コロナウイルスの検査で並ぶ車列に話しかける検査関係者=10月31日/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米国の新型コロナウイルスの感染者の数が感染拡大から10カ月とたたずに1000万人を突破したことがわかった。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によれば、1000万人を超えたのは9日のことだった。

直近の新規感染者100万人はわずか10日間で増えており、100万人単位での増加ではこれまでで最も早いものとなった。

全米各地で新型コロナウイルスの感染が急激に拡大している。ジョンズ・ホプキンス大学によれば、9日時点で、前週よりも10%以上新型コロナウイルスの新規感染が増えたと報告した州は43州となった。

新規感染率は検査率を上回っている。

「コロナ追跡プロジェクト」によれば、過去1週間の新規感染の件数は1日当たり平均34%増加したが、検査は同7.41%の増加にとどまっている。

ハーバード大学医学部の教授は、もっと多くの検査が必要だとの見方を示す。

新型コロナウイルスによる入院や死亡の数も増えている。ジョンズ・ホプキンス大学によれば、米国では新型コロナウイルスで23万8000人以上が死亡している。

厳しい状況が続いているが、ワクチンの開発ではよい知らせも出てきている。

米製薬大手ファイザーは9日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期データで90%超の効果が認められたと明らかにした。

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