コロナ禍で投票所に出向く、安全に投票する10の手段

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新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで、安全に投票するには/Joe Raedle/Getty Images

新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで、安全に投票するには/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 期日前投票が過去最高となっている米大統領選だが、選挙当日の3日に投票所に出向いて投票する人も依然多い。

つまり、投票所には長蛇の列ができることになる。進みが遅く、必ずしも全員がマスクを着用していない列に並べば、新型コロナウイルスの感染リスクは高まる。CNNの調査によると、マスク着用を義務化する多くの州で投票者にマスク着用の強要はしない。

感染リスクを減らして安全に投票を行うための10の手段を紹介する。

1.待ち時間の大部分を屋外で過ごせる投票所を選ぼう

屋内で待つより屋外にいる方が間違いなく安全だ。空気の流れがウイルスを散らしてくれる。屋内で待機する時間が最も短くて済むような投票所を探そう。

専門家のガイドラインによると、最も安全な場所は換気のよい広大な場所だ。学校の体育館や地域のレクリエーションセンター、大きな駐車場などが該当するだろう。

2.なるべく混まない時間帯に投票しよう

投票所に人々が向かうのは出勤前、出勤後、そしてランチの時間が多い。もし午前中の中ごろ、または午後早めから中ごろを狙えるなら、待ちの列は短くて済むだろう。

混雑状況を友人から教えてもらったり、地元の情報サイトをチェックしたりするのもいい方法だ。

3.混雑したライドシェアのサービスやバス、電車を避けよう

米疾病対策センター(CDC)は、もし投票所まで自分の車で向かえない場合でも、ライドシェアや混雑したバス、電車を使って身の安全性を犠牲にしてはいけないと勧告する。可能であれば、一人ひとりを運んでくれる公的又は民間の交通手段を選択すべきだ。

CDCは、高齢者や障害のある人々には投票所へのアクセスで支援があるだろうと言及。自分の地区で車の相乗りサービスやボランティア組織、市の公共輸送手段を探してほしいと呼び掛けている。

開けることができる窓は全て開けること。また車内の物への接触は極力避け、もし触れたら手指消毒剤を使用することも推奨されている。

4.マスクを注意して選ぼう

マスクはよく選んだ方がいい。もし持ち上げて向こう側が透けて見えるものだったら着用すべきではない。2~3層ある綿のマスクは1層しかないものやバンダナに比べて保護効果が高いとの研究結果がある。ネックゲイターを顔にかぶる方法も、最近の研究で防護の意味は薄いと示されている。

また、近くの小売店で販売されている医療用のN95マスクに似たものにも十分注意しよう。そうしたマスクにバルブが付いている場合、呼吸がそのバルブに集中して一定の圧力が掛かり、飛まつをより遠くに飛ばす可能性があるという。専門家はバルブのあるマスクの着用は勧めないと語る。

5.お願いだから、鼻を覆うようにしよう

いくらマスクで口が覆われていても、鼻が出ていたら安全ではないと専門家は指摘する。

多くの人は口呼吸ではないため、鼻を通じてウイルスが侵入してしまい、マスクの意味がなくなってしまうためだ。

6.社会的距離を取るルールに従おう

ウイルス感染防止のため、他人と6フィート(約180センチ)の距離をとることは今や常識となりつつある。特に近くの人がマスクをしていないときはこの距離が非常に重要だ。

もしそういう人があなたとの距離を保つことを拒否したら、自分で解決しようとせず、投票所の関係者に連絡をして社会的距離を取るように促してもらおう。

7.消毒剤を持っていこう

マスクの他に除菌シートや手指消毒剤を持っていくべきだ。濃度60%以上のエタノールまたは70%以上のイソプロピルアルコールを含むものを選ぼう。この濃度がコロナウイルスの大半を殺すのに必要となる。

「99.9%有効」といった商品のうたい文句にだまされてはいけない。成分表示を見たり食品安全局(FDA)の薬品に関する表示を確認したりして、濃度を確認しよう。

FDAによると、夏の車内や炎天下に放置した消毒剤は避けるべきだ。摂氏約40度を超えると有効性は落ち始めるという。

家に帰ったら石けんで手を20秒以上洗おう。ハッピーバースデーを2回歌うとちょうどいい長さだ(代わりとなる歌もたくさんあるだろう)。

8.自分のペンと綿棒を持っていこう

投票の際に筆記が必要な場合に備えて、黒色か青色のペンを持っていこう。票としてカウントされるにはインクが黒か青の必要がある。

もしタッチスクリーンでの投票なら、綿棒か指サック、手袋を持っていき、直接指で触るのを避けよう。そうした道具は使ったらすぐに捨てるか、手袋なら裏返して2次汚染を避けよう。

9.一人で投票に行こう

支援が必要な障害がなければ、今年は投票所には一人で行くべきだと専門家は語る。子どもなど投票をしない家族の同伴は避けるべきだ。

もし家に残した子どもの世話を非同居のベビーシッターに依頼する場合、マスクの着用をお願いするようにしよう。

10.投票プランを再確認しよう

もし記入が必要となる登録書類がある場合は、事前に記入をして持っていこう。投票用紙のサンプルを提示している州なら、投票のペースを上げて屋内にいる時間を短くするために、(事前に投票用紙上の各投票項目を検討して)それを埋めて持っていくか、一覧にしておこう。

さて、準備はできただろうか。最後にもう一度簡単、忘れ物がないかチェックしよう。

・運転免許証などの身分証明書
・登録用紙や投票用紙のサンプル
・マスク2枚
・除菌シート
・アルコール濃度60%以上の手指消毒剤
・水
・黒色か青色のインクのペン
・綿棒か手袋

よい投票を!

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