米ホワイトハウスでの感染続出、防げたはずとファウチ所長

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ファウチ氏がホワイトハウスでの感染拡大は防ぐことができたとの認識を示した/Drew Angerer/Getty Images

ファウチ氏がホワイトハウスでの感染拡大は防ぐことができたとの認識を示した/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は8日までに、米ホワイトハウスで新型コロナウイルスの感染者が多発している事態に触れ、防ぎ得たはずであり、新型コロナがでっち上げの疾病でないことを示しているとの見方を示した。

米アメリカン大学での学生やその家族との対話集会で述べた。「ホワイトハウスで今週起きたことに目を向けて。現実であり、感染している人々が毎日現れている」と指摘。

「防止出来た可能性があっただろう。このような事態を目の当たりにするのは不幸な状況である」と説いた。

新型コロナの流行は現実の事柄ではないと信じる家族や他の人間への対処の仕方を問う学生には、「道理と統計を根拠にする」よう示唆。米国内で約21万人の死者に直面しているとし、「世界規模で100万人を超える人間が死んでいるのは虚偽ではない」と強調。「現実に起きている事態だ」とも主張した。

ファウチ所長はまた、米国民が今冬に公衆衛生対策上の行動指針を順守しない場合、犠牲者数が最多で40万人に達する可能性にも言及。

今春に20万人が亡くなる可能性に言及したことにも触れ、「現在の犠牲者数は約21万人となった」とも説明。「今年の秋や冬の寒さを控え我々が勧めている防疫策を守らない場合、30万〜40万の死亡者が出る可能性がある」とした。そうなれば、非常な悲劇になるとも続けた。

その上で、マスク着用、対人距離の一定の確保や再三の手洗いなどを徹底するよう促した。

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