米大統領選までのワクチン準備、公算小さいとファウチ氏

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米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長/Pool/Getty Images

米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長/Pool/Getty Images

(CNN) 米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は8日、新型コロナウイルスに有効なワクチンが大統領選の行われる11月3日までに用意できる公算は小さいとの見方を示した。

一方で、慎重に考慮しつつも楽観的な見方としたうえで、ワクチンの安全性と効果は今年末までにも実証されるだろうと予測した。

トランプ大統領はワクチンが大統領選の期日までに準備できる可能性があるとの認識を表明していた。

医療・健康分野の調査団体のイベントに出席したファウチ氏は、上記のようなシナリオが実現するのは極めて大規模な治験が行われ、ワクチンの効果について見通しよりも早期に答えが得られた場合に限られると指摘した。

そのうえで、大統領選までに決定的な答えが出ている公算は小さいとし、「年末までかかるとみる方が可能性は高い」との認識を示した。

現在米国では、3種類のワクチン候補が大規模な治験を行う第3相試験の段階に入っている。

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