アトランタ近郊の教師、出勤義務に従えず退職

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米ジョージア州の公立学校で授業をしていたころのアシュリー・ニューマンさん/Courtesy Ashley Newman

米ジョージア州の公立学校で授業をしていたころのアシュリー・ニューマンさん/Courtesy Ashley Newman

(CNN) 米ジョージア州アトランタ近郊の公立学校区が教師の在宅勤務を認めず、出勤を義務付けているために、1人の女性教師が先週、退職を余儀なくされた。

アシュリー・ニューマンさんは4歳の娘を育てながら、出身地であるアトランタ近郊グウィネット郡学校区で小学校5年生の特進クラスを教えてきた。

同学校区では今月12日から遠隔方式で新学期が始まる。ただし教師らは学校に出勤して研修を受け、教室から授業をすることになった。

グウィネット郡でこれまでに確認された新型コロナウイルスの感染者は1万7900人と、州内で2番目に多い。同学校区では先月30日の時点で、新型ウイルス感染の検査で陽性反応を示したり、陽性者と接触したりした職員が約260人確認されている。

ニューマンさんはほかの教師や父母ら少なくとも2000人とともに、学校区に対して教師の在宅勤務を許可するよう求める嘆願書に署名したが、認められなかった。

学校区側は教師らに学齢の子どもがいる場合、その子が親と同じ校舎から遠隔学習に参加することを認めているが、ニューマンさんの娘のような未就学児は対象外。最寄りの保育所は開いているものの、ニューマンさんは感染への懸念から通わせたくないと感じている。近くに娘を預けられる親戚もいない。

ニューマンさんは、学校区側が教師の在宅勤務を許可しないのはプロとして信頼していない証拠だと主張。退職者は今後さらに増えるだろうと予告し、多くの仲間を代表して声を上げたいと話した。

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