トランプ米大統領が遠隔方式の集会、対面での開催は「難しい」

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米国のトランプ大統領。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、リモート方式での集会に移行した/Drew Angerer/Getty Images

米国のトランプ大統領。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、リモート方式での集会に移行した/Drew Angerer/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は再選に向けた市民集会を、今後は遠隔方式で開催するとの方針に転じた。17日に開催した初の遠隔集会で、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、従来のような大規模集会は難しくなっていることを認めた。

トランプ氏はこの日、中西部ウィスコンシン州の支持者らに向けた遠隔集会で、23分間にわたり演説。「みんなが大好きな集会」の代わりだと述べ、「治療法やワクチンのほうはとてもうまくいっているが、それが解決するまでの間、大きなイベントの開催は難しい」と説明した。

同州の住民向けの話題が中心だったが、現政権による新型ウイルスへの対応を擁護し、「素晴らしい成果を挙げてきたのにほとんど認められていない」「わが国の検査体制は世界一だ」と力説する場面もあった。

トランプ陣営は先月、南部オクラホマ州タルサで大規模集会を強行したが、参加者は予想の人数を大きく下回った。同市ではその後、新型ウイルス感染が拡大している。

先週末に東部ニューハンプシャー州で予定していた集会は悪天候を理由に延期され、開催のめどが立っていない。

大統領選の民主党候補指名を確実にしているバイデン前副大統領が早くから遠隔方式の選挙戦に切り替えたのに対し、トランプ陣営はこれまで移行に消極的な姿勢を示してきた。だが21日には初めて、オンラインでの資金集めイベントを開くことになっている。

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