「マスクは有効」、米CDCが公式見解

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米フロリダ州のディズニーワールドで、マスクをして自撮りする来場者/Walt Disney World Resort/Getty Images

米フロリダ州のディズニーワールドで、マスクをして自撮りする来場者/Walt Disney World Resort/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は14日、マスクには新型コロナウイルス感染を防ぐ効果があり、人と接触する時にはだれもが着けるべきだとする見解を発表した。

CDCのレッドフィールド所長とブルックス主任医務官、バトラー次長(感染症担当)が米医師会の学術誌JAMAに連名の論説を出した。

レッドフィールド氏らはこの中で、マスクは着用が義務化された地域などで普及してきたが、抵抗感もまだ根強いと指摘した。

無症状者が感染を拡大させている可能性を示す「十分な証拠」があると指摘し、マスクには着ける人自身と接触相手の両方を守る効果があると強調。手作りの布マスクも、呼気に含まれる微小な粒子が飛散するのを抑えるのに有効との見方を示した。

ただし常時着用する必要はなく、1人で車を運転したり、人の少ない道を歩いたりジョギングしたりする場合は「着けなくても安全だろう」としている。

さらに、今後は着け心地や使いやすさの改善に向けた技術革新が必要だと述べた。

CDCは同日、ミズーリ州で新型ウイルスに感染した美容師2人がマスクを着けていたため、接触した顧客139人はだれも感染しなかったとする研究結果を発表した。

レッドフィールド氏はJAMAのオンラインセミナーで、トランプ大統領とペンス副大統領が最近、マスク姿で公の場に出たことを歓迎。本人たちは検査で感染していないと分かっているはずだが、それでも「模範を示してもらう必要がある」と語った。

同氏は別のセミナーで、マスクが学校再開のカギになるとも述べた。

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