米アトランタ市警、一部が通報に対応せず 元警官訴追受け

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ジョージア州アトランタで、市警が管轄する6区域のうち3区域で通報に対応していないことがわかった/Kevin C. Cox/Getty Images

ジョージア州アトランタで、市警が管轄する6区域のうち3区域で通報に対応していないことがわかった/Kevin C. Cox/Getty Images

アトランタ(CNN) 米ジョージア州アトランタ市警の元警官が黒人男性射殺事件で訴追されたことを受け、市警の管轄する6区域のうち3区域で警官が通報に対応していないことが分かった。複数の情報筋が17日夕、CNNに明らかにした。

地元郡検察はこの日、免職となった元警官のギャレット・ロルフ容疑者を重罪謀殺など11の容疑で訴追したと発表。ロルフ容疑者は12日夜、黒人男性レイシャード・ブルックスさんの背中を2発撃ち、3発目は車に当たっていた。

アトランタ市警によると、病欠を申し出た遅番の警官も異例の数に上るという。

アトランタのボトムズ市長はCNNの番組で、「多くのことが起きており、率直に言えば、警官はその矢面に立たされている」と指摘。市は大幅昇給を通じて警官らとの約束を守ってきたと述べ、「警官の側でも地域社会への約束を守るよう期待する」とした。

ボトムズ氏の見方では、警官の士気は10分の1に下がっているという。

ボトムズ氏はまた、「十分な数の警官が夜間警備に当たっている」と説明。欠勤する警官の数によって治安が悪化するわけではないとしつつ、「繰り返しになるが、手を上げて警官として職務宣誓したときの決意を思い出してほしい」と呼びかけた。

何人の警官が欠勤したのかは明かさなかった。

ボトムズ氏によると、一部の警官は穴埋めのためにシフトを延長して対応に当たっている。必要があれば、アトランタ都市圏や他の地域の警察に応援を要請することも可能だという。

アトランタ市警は6区域で50万人あまりの住民を担当しているほか、同市のハーツフィールド・ジャクソン国際空港でも巡回を行っている。

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