全米各地で大規模デモ、12日連続 夜間外出禁止など緩和の動きも

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全米各地で抗議デモ 黒人男性死亡事件

(CNN) 米ミネソタ州で黒人男性が死亡した事件をきっかけに広まった抗議デモは6日も各地の主要都市で実施され、事件後の12日間で最大の規模となった。

首都ワシントンでは暑さの中、数百人がマスクを着けて集まり、リンカーン記念堂やホワイトハウス付近でスローガンを唱えた。主催団体の一つは現場で有権者登録を呼び掛けた。

大規模なデモはロサンゼルス、フィラデルフィア、シカゴでもほぼ平和的に実施された。ニューヨーク市では深夜まで行進が続いた。

死亡した男性の出生地に近いノースカロライナ州レイフォードでは追悼礼拝に数百人が集まり、棺(ひつぎ)の故人に別れを告げた。

遺族らは男性が生前「優しい巨人」と呼ばれていたと語り、地元警官の1人は「私たちが問題の一端だ」と訴えた。

暴力的なデモが収まってきたことを受け、各地の当局がデモ隊への対応を緩和する動きも出始めた。

オレゴン州ポートランドなど複数の都市は6日、デモ隊への催涙ガス使用を中止すると発表した。アトランタでは1週間ぶりに夜間外出禁止令が解除された。

首都ワシントンに展開していた州兵は武装を解除された。バウザー市長はトランプ大統領あての書簡で、連邦捜査当局の要員を撤収させるよう求めた。

ミネアポリスでは5日、警官が首を絞めたり押さえ付けたりする行為を禁止するなどの改革案で合意が成立し、裁判所の承認待ちとなっている。

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