米国防総省、ワシントン首都圏に兵士1600人を派遣
ワシントン(CNN) 米国防総省は、ワシントン首都圏に兵士約1600人を派遣したと明らかにした。米兵が、米首都ワシントンでの抗議デモに対応する役割が増えることになる。
国防総省の報道官によれば、兵士はノースカロライナ州フォートブラッグとニューヨーク州フォートドラムの基地から派遣された。兵士の派遣先はワシントン首都圏であり、首都ワシントンではないとしている。警戒態勢にあるが、民間当局の活動の防衛支援には参加していないという。
これより前、エスパー国防長官はワシントンの治安維持のために州知事に対して州兵の派遣を要請していた。しかし、バージニアやニューヨーク、ペンシルベニア、デラウェアの各州の知事はこの要請を拒否した。
ワシントンでは現在、約3600人の州兵が活動している。国防当局者によれば、今後数日間でさらに1300人が派遣される見通し。