バイデン氏、トランプ氏の抗マラリア薬服用を「無責任」と批判

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バイデン氏が、抗マラリア薬の服用を明かしたトランプ大統領を「無責任」と批判/MANDEL NGAN/AFP/Getty Images

バイデン氏が、抗マラリア薬の服用を明かしたトランプ大統領を「無責任」と批判/MANDEL NGAN/AFP/Getty Images

(CNN) 米大統領選で野党・民主党の候補指名を確実にしているバイデン前副大統領は19日、トランプ大統領が新型コロナウイルス感染予防のために抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を服用していると話したことについて、「まったくの無責任」と強く批判した。

バイデン氏は同日、米ヤフー・ニュースが開催した主催した「バーチャル対話集会」で有名シェフのホセ・アンドレス氏と対談した。

この中で前日のトランプ氏の発言について、漂白剤を血管に注射すれば治るかもしれないなどと言っているようなものだと述べ、「いったい何をしているのか」と問い掛けた。

さらに「まともな医療者でこの薬を薦めている人はいない。逆効果だ。なんの助けにもならない」と批判した。

専門家らの間では、ヒドロキシクロロキンの新型ウイルスに対する効果を疑問視し、副作用の危険性を指摘する声もある。

バイデン氏はまた、トランプ氏が当初、新型ウイルスの危険性に関する情報当局の警告を無視したことが、現在の惨状につながったと主張。「難しい話ではない。指導力と組織力の問題だ」と語った。

対談では、危機下で困窮する人々に食料を提供してきたアンドレス氏の活動なども話題になった。バイデン氏は大統領に就任した場合、低所得者向け食費補助制度の予算拡充を図ると表明した。

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