米国務長官が職員に「私的な雑用」させた疑い、解任された監察官が調査

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ポンペオ国務長官が犬の散歩やディナーの予約といった私的な雑用を職員にさせていた疑惑を調査していた監察官が解任された/Alex Wong/Getty Images

ポンペオ国務長官が犬の散歩やディナーの予約といった私的な雑用を職員にさせていた疑惑を調査していた監察官が解任された/Alex Wong/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ大統領に解任された国務省のスティーブ・リニック監察官について、野党民主党の関係者はCNNの取材に対し、ポンペオ国務長官が職員に飼い犬の散歩などの私的な雑用をさせていたとされる疑惑について調査していたと語った。

民主党の関係者によると、リニック監察官は、ポンペオ長官が職員に飼い犬の散歩やドライクリーニングの受け取り、自分と妻のためのディナーの予約といった私的な用事をさせていたとされる疑惑について調査していたという。

リニック氏は15日夕、トランプ大統領によって解任された。米政府機関では独立した立場から不正行為を監視する監察官らが相次いで解任されている。国務省高官は先に、リニック氏の解任はポンペオ長官が勧告していたことを確認したが、理由は分からないとしていた。

これに先立ち下院外交委員会のエリオット・エンゲル委員長(民主党)は、リニック氏がポンペオ長官について調査していると述べていた。ただ、エンゲル委員長は調査内容に関するそれ以上の詳細を明らかにしていなかった。

トランプ大統領は、独立した立場からの政権監視に対して何度も敵対的な姿勢を示し、オバマ前大統領政権からの残留者とみなす人物や、自分に敵対する勢力とみなす人物に矛先を向けてきた。

最近では国防総省のグレン・ファイン監察官代行を、パンデミック対応説明責任委員会の議長ポストから解任していた。

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