マスク姿で他人装った被告を誤って釈放、米シカゴ

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21歳の被告がマスク姿で別の被告になりすまし、本来なら不可能だった出所に成功した/Cook County Sheriff's Office

21歳の被告がマスク姿で別の被告になりすまし、本来なら不可能だった出所に成功した/Cook County Sheriff's Office

(CNN) 米イリノイ州クック郡の保安官事務所は6日、シカゴ市の拘置施設でマスクを着用して別の被告になりすました男の被告(21)を誤って釈放させる失態が起きたと報告した。男の行方を追っている。

保安官事務所の声明によると、21歳の被告は1000ドル(約10万6000円)を支払う条件で28歳の男の被告から個人情報を聞き出していた。この被告は薬物関連の罪に問われ、本来なら今月2日に釈放される予定だった。

21歳の男は釈放手続きの際、28歳の被告の氏名や個人情報、個人的な誓約保証金を使ってまんまと出所に成功していた。

声明によると、21歳男が釈放手続きで個人情報を示した際、拘置施設職員が28歳男の事務書類を持っておらず内容に違いがあったことに後で気づいた。その後、内部調査が始まったという。

21歳の男の罪は武器の違法使用で、保釈金は5万ドルに設定されていた。保釈金が支払われた場合、電子監視装置の対象者にも指定されていた。

28歳の男は逃走幇助(ほうじょ)の罪に問われ、薬物関連の罪に絡む保釈保証違反で保釈金なしの勾留が命じられた。

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