議事堂で自宅待機命令に大規模抗議、ライフル持つ参加者も 米ミシガン州

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ミシガン州議会議事堂に大挙し抗議活動を行う市民ら=4月30日/Jeff Kowalsky/AFP/Getty Images

ミシガン州議会議事堂に大挙し抗議活動を行う市民ら=4月30日/Jeff Kowalsky/AFP/Getty Images

(CNN) 米ミシガン州警察は30日、州知事の自宅待機命令に抗議する市民らが州議会議事堂に大挙して押し寄せ、ウィットマー知事が一時議事堂内に閉じ込められる状態になったと明らかにした。

警察によると同日議事堂を訪れたのは400~700人ほど。この日は議事堂の一般公開日だったが、感染拡大防止のため一度に入れる人数は275人までに制限されていた。建物内には封鎖された箇所もあった。

警察幹部は、参加者が歌を歌うなどしてとても平和的な抗議活動だったと説明。ただ議事堂の外では他の参加者に襲い掛かったという参加者1人が逮捕された。

地元紙によれば、この日は上下院で議会が開かれていた。州上院議員の1人はツイッターに「ライフルを持った男たちが我々に向かって叫んでいた」「同僚議員の中には防弾ベストを着用する人もいた。議事堂の警備隊の存在を今日ほどありがたく思ったことはない」と書き込んだ。

また州上院の院内総務は声明で、自宅待機命令とは関係ない、ナチスドイツのかぎ十字などを掲げるグループもいたと説明。そのほとんどは互いの距離を保つ「ソーシャル・ディスタンシング」を実践しておらず、マスクもつけていなかったとしたうえで、議事堂の警備隊や職員、報道関係者、議員らを脅迫する行為は容認できないと強調した。

抗議活動の参加者は全員、午後5時までに解散した。複数の班に分かれた警官隊がこれを誘導した。

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